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昆虫・食品ニュース

bugoom訪問記~福岡の新進気鋭な昆虫食ショップ~

今回の記事は実際にお店に行ってきたレポートです。こういう現地に直接行って見聞するのもたまにはやってみたいと思っていました。

 さて、今回はタイトルにあるように福岡の昆虫食専門店”bugoom”に行ってきました。先週の10/10(土)に私が福岡に所用があったので、bugoomさんに立ち寄らせていただきました。

 bugoomさんの最寄り駅の天神に来ました。天神は福岡最大の繫華街で、東京でいうところの渋谷のような、若者が集まるオシャレ、流行に敏感で、しかし山笠や博多どんたくといった祭りもある歴史と伝統もある街です。

 休日ということもあって人が賑わっていて、そんな天神の道を歩いていき、大名というところまで行くと看板が見えてきました。

 「昆虫食あります。」なかなかない看板です笑。そして、bugoom大名店に着きました!

 コンパクトな店内ですが、多種多様な昆虫食が置いてあります。

↑昆虫スナックがきれいに棚に並んでいます。昆虫スナックの中でもヨーロッパイエコオロギとバンブーワームが人気。

色んな味を楽しんでみたい、と昆虫ミックスを買っていく人も。

 店内を観察していたら、なんと昆虫食の試食ができるだとか!

左からジャマイカンフィールドコオロギ、カイコのさなぎ、ヨーロッパイエコオロギ

(試食の際に口にコオロギの外骨格が残った場合、お店の方に申していただければお水を提供してくれるのでご安心を)

 店内でお店の方と話している間にけっこうお客さんが訪れていて、スペースが2,3人ぐらいだったので、何度が外で待機することに(お客さん優先ですからね…笑)。待機していると、道行く人たちがbugoomさんのお店をちら見、あるいは立ち止まって、「ええ、昆虫食べるの?」と話してたり、「うわぁ」と声にならない反応する方も笑。昆虫食に馴染みのない方は当然あまり良い印象でない反応をしますが、やはり気になって見てしまうようです。訪れるお客さんの中には以前通りがかって、気になったから今回来たという方もいました。お店の方が言うには、お客さんは罰ゲームとかではなく、昆虫の味そのものに興味があってきているとのことで、純粋に食として昆虫食に関心が高まりつつあるようです。

それから、試食をする前は嫌々だったお客さんが、食べた後意外と食べられるとガラッと考えが変わった、ということも。やはり一回昆虫食を体験しないと分からないですからね。見た目が良くないから、虫だから、という先入観があるからこそなかなか食べたいと思えないのも無理のない話ですが、そういう点でbugoomさんはその昆虫食を食べる最初の一歩を踏み出すのに最高のお店だと思います。

 訪問した日は小雨がぱらつくようなしろしい天気でしたが、それでも興味や好奇心で多くの人が立ち寄っていました。老若男女問わずお店は賑わっていましたが、天神にあることもあってか、特に若い女性のほうが多く来ていましたが、女性のほうが好奇心旺盛なのでしょうか。いやはや分からないこともあるものです笑。ともかく、このように福岡でも昆虫食に興味が集まりつつあるのを目の当たりに出来て嬉しく思います。

↑私が買った昆虫食です。コオロギパンやスズメバチは個性とインパクトがあります

 皆さんも、特に九州の方は貴重な昆虫食専門店bugoom大名店に是非立ち寄ってみてください!「え、福岡まで行くのは遠すぎる…」という方はオンラインショップもございますので、一度参照のほどを。

BugoomさんのHP: https://bugoom.jp/

最後にこのスタンプカートに書いてある一言を、

「昆虫食 もうムシできない時代です。」本当にその通りだと思います笑。

撮影協力:bugoom大名店さん

〒810-0041

福岡県福岡市中央区大名1-3-5 ARK CUBE 103号

西鉄天神駅から徒歩8分

OPEN:12:00

CLOSE:21:00

なお、休業日は不定休でありますので、bugoom大名店さんにお越しの方は以下のサイトから営業日を確認した上で昆虫食をお楽しみください!

https://bugoom.jp/real_store.php

昆虫・食品ニュース

昆虫が宇宙へ!~宇宙開発で昆虫食は必要か~

9/20にYoutubeで魚町銀天街さんのトークショーにうつせみテクノが参加しました!

そのURLです。筆者(副代表)は映像に映ったり、喋ったりするのが極端に苦手なので、トークショーの視聴に徹していましたorz…。しかし、皆様の忖度のない昆虫食の実食での反応や感想はとても面白かったです。ありがとうございました!!

https://youtu.be/cLWTDe9nlIM

 さて、このトークショーでのプレゼン中に昆虫と宇宙開発についての話題が出たと思いますが、今回は少し昆虫と宇宙開発について掘り下げようと思います。

宇宙では、様々な動植物を実験していますが、昆虫も例外ではありません。実は、1947年2月20日にアメリカがV2ロケットで打ち上げられたミバエ(fruit flies)が最初に宇宙に行った動物でした。この目的は高高度での放射線の影響を調べるためで、そこまでスペースを要さないという点でハエを実験対象としたのでしょう。ちなみに、ミバエは健康体のまま生きて帰ってきたそうです。

 その後も、蚕、蜘蛛、蜂などの昆虫を宇宙に送り出していますが、(私が宇宙に疎いというのもありますが汗)なぜ昆虫を宇宙で観察する必要があるのでしょうか。

宇宙開発の最初期こそロケットの輸送限界もあるので昆虫や小動物で実験するしかないのも理解できますが、今は十分に性能も上がったので人間と同じ哺乳類で行ったほうが様々な知見を得られるはずです(※個人の意見です)。果たして昆虫を宇宙に送る意義はあるのでしょうか……。

 まず宇宙での昆虫の必要性、の前に宇宙開発とは何か私なりに振り返ろうと思います。

 宇宙開発とは、宇宙空間を人間の社会的な営みに役立てるために、あるいは人間の探求心を満たすために、宇宙に各種機器を送り出す、ないしは人間自身が宇宙に出て行くための活動全般をいう(Wikipediaより)。宇宙空間と言えば無重力であるために様々な物理的な実験をするのかな、と考えてました。ですが、今でこそ落ち着いてはいるとは思いますが、それこそ宇宙開発が始まって間もない米ソ冷戦期では弾道ミサイルや人工衛星といった軍事目的で開発が進みました。その産物として、気象衛星や位置情報システム(GPS、GRONASSなど)というような今私たちの日常に欠かせないものが誕生したのです。また、宇宙環境における人体への影響(例えば、地球帰還後の人体の変化)や、近年では宇宙で野菜を栽培するなどのような研究がなされています。

(国際宇宙ステーションで水菜、ロメインレタス、ベか菜を栽培している様子。

https://www.nasa.gov/image-feature/veggies-in-spaceより引用)

下記のYoutubeは宇宙でレタスを栽培している様子をNASAが紹介しています。ご参考までにm(_ _)m。

 さて、なぜそこまでして宇宙で研究を重ねる必要があるのか、それは人が地球の外で生きていけるのか、について探究しているからだと考えます。まるで、SFのような世界ですが、火星で調査が無人ロボットで行っていることから、現実離れしている別惑星への移住もいずれは当たり前になる可能性はあります。一見好奇心で行っていそうな宇宙ステーションで野菜を育てるという実験もそれの実現の足掛かりにしているはずです。なぜなら、移住した火星で食料がないと例え到達できても餓死してしまうからです。それを防ぐために宇宙で農業をすることが不可欠となるのです。

 ところで、宇宙で仮に植物を育てる技術が確立したとしても、人間に不可欠なたんぱく源はどうなるでしょうか。例えば火星では希薄な大気でありますが動植物が生育するのは難しいので、屋内環境で植物栽培する必要があるとなると、牛や豚などの家畜は場所を要す上に飼料も栽培いないといけないので生産量の割に合わず、魚はそもそも水が必要ですし、大豆も面積、1回の収穫あたり生産量が微妙です。(余談ですが、漫画のテ○フォーマーズのようにテラフォーミングで火星の大気や地殻などの環境を地球のそれに近づけるというSFな考えもありますが、後処理が大変そう…。興味がある方はこちらからHPへ、無料で第1話を閲覧できて上記のテラフォーミングについての内容が描かれています…というか案外漫画も使い様によってはかなりいい教材、かも:https://youngjump.jp/terraformars/story/)

さて、お待たせしました。ここで昆虫が登場です。これまでの昆虫食のメリットで耳にタコができるぐらい説明されている昆虫による高効率なタンパク質生産が宇宙での人類が生存できるカギの一つになるかもしれないのです。というのも、昆虫生産において餌、場所、酸素を他の家畜より要さないので宇宙でたんぱく源を生産するのに打ってつけと言えて、宇宙で地球を見ながら、あるいは宇宙のどこかを遊覧しながら昆虫を食料としていただくかもしれないです。(←この内容はトークショーで触れてましたね)。また、飼育自体も一部の昆虫では実証できています。

例えば、蚕。2016年、中国の宇宙ステーション天宮2号で幼虫の蚕5匹が繭を形成する段階まで飼育が出来ました。その蚕のサナギを食べた、という記述はその時の実験内容にないので書かれていませんが、宇宙で繭を作れるということは蚕のサナギを宇宙で育てて、宇宙で食べることが出来る可能性が高まったと言えそうです。

(https://www.chinadaily.com.cn/china/2016-11/10/content_27332451.htmを参照)

(こちらは宇宙ステーション天宮2号での蚕の繭の様子が映されたYouTubeです。0:33に繭が映されていますが、外見上異常なく形になっています。)

 ただ、もし宇宙で卵の孵化からカイコガの産卵まで行って継続的に蚕を昆虫食に利用するとなると、なかなかに厳しいようです。1997年、JAXAが宇宙で蚕に宇宙放射線がどのような影響を及ぼすかについて調べるのがメインの実験で、その実験過程で蚕を卵の状態のままで宇宙に運び、それぞれ無重力状態と人工重力状態(人工的に機械で発生させた擬似重力:1G=地球の重力)で胚(卵の中の幼生物)が発生するか試みました。人工重力下では50%ほど胚が発生しましたが、無重力下ではほとんどそれが発育しなかったようです。すなわち、無重力では卵を孵化することは極めて困難だということです。もちろん、人工重力で解決できそうですが、無重力がやはり昆虫を飼育することに対する一番の壁であることは間違いないです。(https://iss.jaxa.jp/kiboexp/theme/first/radsilk/seika.htmlを参照)

 このように、昆虫は宇宙開発における食料事情を解決できる有効策ではありますが、それまでには前途多難、より一層の研究や技術開発が必要です。果たして昆虫が宇宙でどれだけ飛躍できるか、とても期待しています。

(P.S 本当は蚕の他にハエについても例として書こうと思いましたが、ソ連時代に宇宙開発の過程でハエを用いた技術開発をしていたという面白い話題(すでにその技術を継承したムスカさんがバイオマスシステムとして実用できるまでに開発:https://musca.info/)があったのですが、具体的な記事が見つからなかったorz。見つけたら簡単にまとめようと思います)

昆虫・食品ニュース

昆虫食と発酵

 まだまだ暑い季節が続いているこの頃ですね。唐突ですが、皆さんは食べ物を腐らせた経験はありますか。例えば、牛乳や豆乳を冷蔵庫の外に放置して異常に酸っぱいドロドロしたものになってたり、パンが納豆のような糸を引くまでに腐ってたりなど…。余談ですが、今夏、筆者はコーンブレットを1週間常温放置してそうなりました。とても飲み込むことのできないぐらいの納豆のような臭いと妙に粘り気のある食感で台無しにしてしまいました…。

 さて、なぜこんな話をしているのかというと、昆虫を発酵させた食品があるのか、について気になったからです。ここで、発酵とは微生物により物質、成分を分解、変化する現象のことを言います。上記の例は微生物の働きが悪い方向に向かってしまった、あるいは過剰に分解や変化しすぎたもの(これを腐敗といいます)ですが、納豆、醤油、味噌、ヨーグルトやぬか漬け、キムチなどの漬物のように発酵で人間にとって有益で絶品とも言える代物になるのです。それは昆虫を使ったものでも例外ではない、と考えています。

 そこで今回は、昆虫発酵食品は存在するのか、調べていきます。

 日本国内に発酵昆虫食は昔からあったかというと実はないようです(あるいは、文献がない)。ただ、現在では調味料や飲料として昆虫を用いた発酵食品があるそうです。いくつか紹介していこうと思います。

 まず、いなか伝承社さんが販売しているイナゴソースです。これはイナゴを原料にして、一方は醤油麹で、もう一方は米麹を用いた2種類からなる昆虫発酵調味料です。いなか伝承社さんのある和歌山県は醤油発祥の地ともいわれ、地域活性化のため日本初の昆虫を用いた発酵調味料を開発したのだそうです。ただ、今現在このイナゴソースは販売しておらず、今後生産する予定は残念ながらないそうです。ただ、昆虫食普及を止めた訳ではないので、今後の活躍に期待ですね。

(いなか伝承社さんのURL

: https://home.tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000069181#shop-info

海外のレストランからも注文を頂いているそうです。現在は昆虫食と発酵の組み合わせを紹介でき、その役目を終えたためイナゴソースの販売から手を引いたとか。

次にコオロギビールです。これはANTCICADAさんが遠野醸造さんと共同開発。コオロギとモルトを麦汁に加えて製造。黒ビールのような見た目でコーヒー、カカオのような香りが引き立ち、苦みとともにキャラメルのような余韻を味わえるそうです。他にもANTCICADAさんはコオロギ醤油やタガメジン、蚕のフンを原材料にしたブランデー“SANSHA”も開発しており、コオロギ醤油はコオロギラーメンで使用され、コオロギビールとタガメジン等はANTCICADAさんのレストランで提供されています。

(ANTCICADAさんのURL

https://antcicada.com/

重厚な見た目のコオロギビール。コオロギビールについての詳しい開発経緯や特徴は以下のURLで

https://camp-fire.jp/projects/view/265644

 他にも商品化はされていませんが、手前みそのススメさんがコオロギを用いて味噌を作ることに挑戦した内容のブログ記事がありますので、併せて紹介させていただきます。

(URL:https://temaemiso-susume.com/report/1422/

 これらの事例を見ると、昆虫食に限界はないのかもなぁ、あらゆる調理が昆虫で出来るのかもしれないと思えてきます。昆虫食は今急速に発展していますが、多くは調味料や飲料にとどまっております。ですが、それら以外の発酵昆虫食もきっとどんどん世に出てくるでしょう。

 また、次の記事でも昆虫食と発酵について紹介していきたいと思いますが、日本では如何せんあまり事例がないので、海外の発酵昆虫食に焦点を当てようと思います(英語力が皆無なので時間はかかると思いますが…orz)。

 おまけ:海外の昆虫食と発酵についていずれまとめるにあたって、サブサハラ(サハラ砂漠より南のアフリカ地域)での食料不足といった食料安全保障問題のための発酵食用昆虫についての記事を面白そうだったので載せておきます。次回その内容を紹介するつもりです。多分…。(追記:リンクが異なっていたようでしたので、修正しました。申し訳ありませんでした…。)

https://www.mdpi.com/2075-4450/11/5/283/pdf

昆虫・食品ニュース

世界の昆虫食の今

今日の現代人、特に都市部の人はあまり馴染みがないのですが、日本では昔からイナゴや蜂などが食用昆虫として食べられています。下図のように、昆虫食で有名な中国やタイまでには及びませんが、日本は他の外国に比べて比較的多くの種類の昆虫が食べられている、という記録が確認できます。(下図はワーヘニンゲン大学の”List of edible insects of the world (April 1, 2017 )”より引用。

https://www.wur.nl/en/Research-Results/Chair-groups/Plant-Sciences/Laboratory-of-Entomology/Edible-insects/Worldwide-species-list.htm

現代の日本は食の多様化により昆虫を食べる機会が減り、一部の地域を除いては食用昆虫を目にしないというのが現状です。ただ、最近はRON(Bugs Farm)様やTAKEO様といった企業が昆虫食を通販で販売されたり、米とサーカス様のように昆虫を使った料理を提供されたり、直近の話だとついに無印良品でコオロギせんべいを販売する予定であったり、など何かと昆虫食にスポットライトが当たりつつあります。

 さて、今回は、世界で昆虫食を販売している企業についてまとめていきます。日本が昆虫食に注目しつつある今、海外ではどうなっているのでしょうか。

1.Eat Grub

 Eat Grubはイギリスにある昆虫食の販売、製造する会社で、主要な西欧の食材に昆虫食を導入するのを目指しています。会社を立ち上げたのはShamiさんと彼の友人のNeliさん。Shamiさんはマラウイでの水に関する慈善事業で働いている時、炒めたシロアリを食べ、あまりの美味しさにイギリスでも昆虫食を広める価値があると確信しました。友人のNeliさんとパーティーで歓談した後、常識を超え、西洋の人が抱く昆虫を食べることに対する負のイメージを打ち砕こうと計画し、Eat Grubは誕生しました。

こちらの企業ではコオロギ、バッタ、ミルワームなどの料理などの材料、またはコオロギをつかったパウダー、5種類の味の異なるコオロギスナックが販売されている。ただ、こちらでは昆虫食を売るだけでなく、昆虫食を使ったレシピも紹介しているのが特長です。販売で終わるのではなく、購入者が昆虫食を美味しく食べて楽しむように考えていて、イギリスの人たちに昆虫食の良さをどう広めるか、という強い想いがあるな、と私はそう思います。

ソース画像を表示

↑Eat Grubのコオロギパウダーを使った料理、ライムエナジーボール。

他にも昆虫食を使ったオムレツ、てんぷら、チャーハンなど現在38種類のレシピを公開中です。

2.Thailand unique

 次に紹介するのは、タイにあるThailand uniqueです。Thailand uniqueは2003年に設立されたJR unique foods Ltd. Partの商社名です。名前の通り、タイに会社があり、バンコクから北に560㎞の、ラオスの国境に近いウドーンターニーに位置します。東南アジアで小売、卸売市場に食用昆虫、昆虫関連商品を最も幅広く提供している会社の一つであり、また海外の食品製造業者向けに昆虫食の未加工品や個人小売業者へのOEM製品も提供しています。

 こちらの昆虫食は何より取り扱っている昆虫とその加工品の種類、品質が売りです。

 まず、コオロギ、バッタ、ミルワームは勿論、サソリ、アリ(種類は翅つきシロアリ、ツムギアリの卵を含めて5種類)、ムカデ、カブトムシ…………等、食用昆虫(塩のみで味付けされた昆虫)だけで35種類ほどあります。かなりのネタ宝庫です。さすがマーケットなどでごく普通に多種多様な昆虫食を味わえる昆虫食王国、タイ。それだけではなく、パウダー、チョコをコーティングした昆虫のスナック、蚕のサナギから作ったオイル等々、とにかく商品の数はピカイチといっても過言ではないほどあります。

 また、品質も高く、生産されたほとんどは自然由来で食品添加物は一切不使用となっています。また、このような良い品質のため、GMP、HACCP、BRCが認証取得されています。

(補足

・GMP (Good Manufacturing Practice)

安全性でよりよい品質や健全性を有する医薬品・食品等を製造するための製造時の管理・遵守事項を定めた規則。

・HACCP (Hazard Analysis and Critical Control Point)

 食品等事業者自身が食中毒菌汚染や異物混入等の危険要因を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程、それらの危険要因を除去または軽減させるために時に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理手法。

・BRC (British Retail Consortium)

 英国小売業協会が発行している食品安全のための規格。)   

edible insects

↑豊富な昆虫の品ぞろえと、見た目が直接的に昆虫には見えないチョコスナック。

3.Bugsolutely

 最後にbugsolutelyについてです。Bugsolutelyはタイ・バンコクにありますが、創設者はイタリアのミラノ出身のMassimo Reverberiさんです。以前はマーケティング・エージェンシーでしたが、2012年末にイタリアを去り、2年費やして東南アジア、特にタイでビジネスの機会を探し求めました。そして、現在のbugsolutelyの設立に至ります。

 さて、こちらの企業はコオロギパウダーを使ったクリケットパスタ(厳密に言うとクルル)が唯一の商品です。唯一とはいえ、パスタなので料理でのアレンジ次第で様々な表現ができます。クリケットパスタの大きな特徴は、コオロギパウダーを20%使用していることで、これは世界初だそうです。なので、このパスタにはタンパク質、カルシウム、鉄分、ビタミンB12、オメガ脂肪酸を豊富に含んでいます。

 こちらのクリケットパスタも、GMP、HACCPの認定を受けているので品質に心配はないですね。

↑多くの製造者による徹底した研究の成果がこのパスタで、全粒粉パスタのような色彩と、独特の風味、テクスチャーが特徴。

 まとめ

さて、今回は3つだけですが、海外の昆虫食企業を紹介しました。どの企業も優れた技術やユニークな考えがあることが分かりました。でも、共通して言えるのは、昆虫食の良さを多くの人に伝えたいという思いがあることだと私は考えます。昆虫を使ったレシピを考案したり、昆虫をチョコでコーティングしたスナックにしたり、コオロギを使ったパスタを開発したりするのは、昆虫食を広く受け入れてほしい、という考えからの工夫のはずですからね。

また機会がありましたら、海外の昆虫食企業についてまとめようと思います。

なお、下記の通り参考、引用元の3つの昆虫食企業のホームページのURLを掲載しておきます。

余談ですが、bugsolutelyを除いた2つは全て英文となっていますのでご了承下さい…。

参考・引用

Eat Grub :https://www.eatgrub.co.uk/

Thailand Unique : https://www.thailandunique.com/

bugsolutely : https://www.bugsolutely.com/

昆虫・食品ニュース

昆虫自動販売機 Part2

 

 皆さん、体調のほうはいかがでしょうか。ゴールデンウイーク期間中の本日ですが、コロナウイルスの影響で外出を控えるよう要請される状況下で家の中で過ごされる方が多いかと思います。私もその一人ですが、このような状況がいつまで続くか、心配であります。ただ、家にいることが感染を互いに防ぐことにつながるので、鉄道、車で出かけたい、居酒屋で呑みたい(私の願望です笑)、といった衝動を堪えてこの難局を乗り越えましょう!!

 さて、本題に戻りまして、今回は昆虫自動販売機の紹介をしたいと思います。

 その自販機は井の頭公園にあります。井の頭公園といえば吉祥寺駅から徒歩5分で行ける自然を楽しめる憩いの場として有名ですが、そんな公園の中の売店の片隅にひっそりとそれが佇んでいます。

 その自販機で売っている昆虫食のラインナップは蜂の子(2,300円)とイナゴ(900円)です。何れも昔から長野などで食べられているものです。これらの缶詰は長野県の原田商店から売られているものです。通販でも販売されているので、この機会に信州の味を楽しむのはどうでしょう?(なお、4/28~5/10の間は発送業務をお休みしているのでご了承下さい)

原田商店のHP https://www.haradashouten.com/

 文献、及び写真の引用元:井の頭公園https://inokashira-park.net/now/newshop201808.html

昆虫・食品ニュース

ご当地昆虫スイーツ in 諏訪湖

長野県の諏訪湖では、諏訪湖観光汽船様の船の発着場の売店で販売されているイナゴを使ったソフトクリームが話題となっています!下の写真のようにイナゴをそのまま、贅沢に、大胆にイナゴをトッピングしています!ここでしか味わえない貴重な昆虫スイーツです!

写真の引用元、及び参考文献はhttps://8tabi.jp/report/4839/