FAO(国連食糧農業機関)により発表された「食品及び飼料における昆虫類の役割に注目する報告書」によると昆虫は家畜に匹敵するほどのタンパク質があるとう報告があります。私も昆虫食について勉強をしている中でメリットの一つとしてタンパク質の多さを目にする機会が多いです。そこで今回は昆虫を食べれば本当に筋肉が付きやすくなるのかを書いていこうと思います!
1-1.タンパク質とアミノ酸とは
私たちの体はタンパク質が15~20%ほど含まれています。髪の毛や、臓器そしてホルモンなど様々ものがタンパク質によって作られているのです。タンパク質は20種類のアミノ酸というものがいくつも様々に結合することによってできます。また20種類のアミノ酸のうち11種類は体内で作ることが出来ますが、残りの9種類(必須アミノ酸)は体内で作ることが出来ないので体外から得る必要があります。
私たちの体は髪や爪が伸びる、ホルモンを放出するなど日々成長とともにタンパク質を分解しています。したがってタンパク質を得ることが出来なければ生きることが出来ないのです。
1-2.タンパク質の種類
タンパク質には大きく分けて動物性タンパク質と植物性タンパク質というものに分けられます。
動物性タンパク質は必須アミノ酸を豊富に含んでいるので体内に取り込みやすく筋肉などの量を増加・維持しやすくなるものであり筋トレに向いています。
植物性タンパク質は動物性タンパク質に比べると必須アミノ酸の数は少ないですが、脂質が少ないので低カロリーでヘルシーでありダイエットに向いています。
また動物性タンパク質は体内に90%吸収されるのに対して、植物性タンパク質は70%が吸収されるといわれています。
1-3.昆虫食のタンパク質
前述したようにタンパク質は大きく二種類に分けられるといいましたが昆虫食は動物性タンパク質に分類されるといわれています。筋トレをするのには動物性タンパク質のほうが向いているので、昆虫は筋トレに向いているといえます。
では昆虫はどのくらいのタンパク質を含んでいるのでしょう。以下の家畜(鶏肉・牛肉)とコオロギ・ミルワームの基本構成を比較したグラフを見ていただくと昆虫は家畜にも匹敵するタンパク質量であることがわかると思います。
筋トレの際に摂取するのに向いているのは動物性タンパク質であるといいましたが鶏肉などでは同時に脂質も多量に摂取してしまうのですが、昆虫食の中でも比較的脂質が多いといわれるミルワームでも家畜と比較すると低く効率よく摂取できる可能性があります。
1-4.昆虫プロテインバー
海昆虫食を筋トレの際に摂取しやすい商品として販売している事例がたくさんあります。
今回はBugMoさんが販売しているプロテインバーを紹介します!
好評につき売り切れていましたが、カカオを生かしたブラウニーのような味とともにコオロギの風味と味が楽しめるようです。(再販したら食べたいです。。。)
私も以前RONさんから頂いた昆虫プロテインバーを食べたことがありますがとても食べやすくコオロギの味も楽しむことが出来るプロテインバーでした!RONさんその節はありがとうございました。
1-5.最後に
今回は昆虫食でバキバキボディーになれるのかということでいろいろと紹介してきましたが結論として昆虫食だけでは無理でしょう笑
しかし!筋トレのパートナーとして昆虫食を摂取する価値はあると思います!
私も運動部だったので部活後にプロテインを飲んでいましたが水分だとすごい摂取しにくく味も微妙だった記憶があります。それに比べ昆虫プロテインバーは食べやすく、今後昆虫を安価に手に入れることが出来れば手軽にタンパク質を摂取することが出来るのでブームが来ると思っています笑
皆さんもぜひ興味があれば食べてみてください!
参考・引用文献
タンパク質とは[タンパク質の種類、機能、働きなどを解説]
https://www.morinaga.co.jp/protein/columns/detail/?id=113&category=health
動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の違いは?どっちを食べるべき?